婦人公論さんにスペインのことが掲載されました

「婦人公論」さんのウェブサイトで、「世界のコロナ対策」という特集がされています。そこにスペインから届いた情報について書いた記事が掲載されました。

世界のコロナ対策(スペイン発)仮装、レモンチャレンジ…ロックダウン中でも、親子が楽しめる工夫

海外女性通信:世界のコロナ対策 秦真紀子 ライター

新型コロナウィルスストレスSNS

イメージ(写真提供:写真AC) スペインでは、新型コロナウィルス感染者の累計は16万9496人、死者数は1万7489人(4月13日時点、スペイン保健省発表)にのぼり、全国でロックダウンが実施されている。そのような状況下でもユーモアを忘れないスペイン人の自粛生活乗り越え術とは――

全文は、こちらを是非ご覧ください。

https://fujinkoron.jp/articles/-/1881

コロナで大変なことになってしまっているスペインですが、SNSを通して繋がり、明るく楽しむ子供たちやその家族のことを書いています。

彼らのたくましさに感心し、励まされます。

日本の私たち、皆さんも不安がいっぱいだと思いますが、頑張って乗り切りましょう。

頑張れ南欧!

もちろん南欧以外の国々も。

私たち日本人もですが。

新型コロナウィルスの猛威にコテンパンにされているイタリア、スペイン…。旅行情報を書いている場合ではない状況ですが、夢と希望をもって南欧諸国を応援していきたいので私なりのペースで続けていきたいと思います。

子供が通っていたスペインの学校のクラスメートたちは、もちろん外出禁止。サッカーとか外で元気に遊ぶのが好きな子供が多かったから、ストレスたまっていると思います。親たちももちろん。

頑張れ。

スペインで買いたいお土産 食品編

海外旅行につきものなのがお土産。スペインを訪れたら、やっぱり現地ならではのものや名産品を購入したいですよね?大切な人に心を込めて、または話のネタにちょっとしたものを。旅の余韻に浸るための自分へのお土産もお忘れなく。ガイドブックなどの記事のためにリサーチ、執筆を何度も行ってきた視点で得意分野の食品についてまとめてみました。

エキストラバージンオリーブオイル

スペイン産だけでなく、イタリア産、トルコ産など日本にもたくさん輸入されているオリーブオイルですが、現地で最高品質のものを購入するのはおすすめです。なぜなら、現地なら素晴らしい品質のものが日本で購入するより随分安く手に入るからです。オリーブオイル専門店なら味見をして気に入ったものを選ぶこともできるし、パッケージがかわいいものも揃うのでおすすめです。

ワイン

ワインもオリーブオイル同様に、日本で販売されているかもしれないけれど、この価格では売っていない!という高品質のものをおすすめします。日本未上陸のもののなかにもおいしいワインはあります。レストランで飲んで気に入った銘柄のものを持って帰りたい!というのなら話は別ですが、安くてマイナーな銘柄のものは品質にもばらつきがあるので、重い思いをしてせっかく持って帰ったけど大したことなかったな…とならないために、おいしさが保証されたワインを購入するほうがいいと思います。

ナッツ

マルコナ種のアーモンドは、丸っこい形で肉厚。食べ応えがあるのととっても甘くて健康的なおやつやおつまみにぴったり。少しビターな風味が加わるヘーゼルナッツは、アーモンドよりお手頃な価格。刻んで料理に使ったり、お菓子に使ったりにもぴったり。胡桃もスペイン北部で採れます。スーパーでたくさん販売されていますが、国外産のものもあるのでMade in Spainかどうか確認してください。

ハーブティー

軽くて安いお土産の定番がハーブティー。スーパーでもティーパックのものがたくさんあります。スペインの日常でよく飲まれるのはManzanilla(マンサニーリャ)というカモミールティー。プレーン味以外にもアニス風味のManzanilla con anis(マンサニーリャ・コン・アニス)、はちみつ風味の Manzanilla con miel(マンサニーリャ・コン・ミエル)もあります。その他ルイボスティーやミントティー、お洒落なミックス系のハーブティーも数々あります。

はちみつ

日本に戻って分かったのですが、スペインの普通のはちみつはおいしい!日本の高級はちみつのように濃厚で純粋な味がします。価格は安くはありませんが,品質を考えると

高くありません。蜜の花の種類もカモミール(Manzanilla)だったり、栗(Castaña)、オレンジ(Naranjo)だったりバリエーションが豊かです。ほのかに香りや味に違いがあるのでユニークです。

トルタス・デ・アセイテ(Tortas de aceite)

これはスーパーでも購入できるお菓子です。スペイン版お煎餅といった感じのもの。薄いさくさくの丸い生地に砂糖がかかっています。シンプルながら深みのあるスペインらしい味のお菓子です。割れやすいのがネックです。

ポロボロン(Polvoron)

クリスマスの定番のお菓子ですが、スーパーで1つからバラで購入できます。ホロホロ崩れる素朴なクッキー。レトロな紙でキャンディー包みされているものが多く、パッケージがかわいいのが特徴です。ポルボロンの仲間にマンテカード(Mantecado)もあります。ポルボロンより若干しっとりしているかも。そしてチョコレート味などもあります。マンテカードはプラスチックの袋入りが多いですが、ポルボロンと一緒にスーパーの隅っこでばら売りされていることもあります。

チョコレート

日本で驚いたのがチョコレートの価格。スペインに住んでいた時には毎食後1かけらチョコレートを食べるのを習慣にしていたので、日本のチョコレートが小さくて高いのにがっかり。きれいにカットされ取り出しやすいシステムは便利ですが、私はそういうのいらないので大きく分厚くおいしくて安いチョコがほしいです。スペインにはそういうチョコレートがいっぱい。スーパーではドイツ産のチョコも安く売られていますが、どうせならスペイン産を。バロール(Valor)の板チョコは種類も豊富でどれもおいしいです。

もらって困らないものと言えば塩。スペインの塩の歴史は古いです。近年はパッケージに拘ったものだけでなく、フレーバー塩も豊富なので是非売り場を覗いてみてください。ニンニクフレーバー、トマトフレーバーなどスペインらしいと思います。

パテ(ペースト)

日本で調達してもいいと思いますが、クラッカーなどと一緒にプレゼントしてほしいのが、パテ類。ブラックオリーブのパテやイベリコ豚のパテをクラッカーにつけるとお洒落な1品に。もちろんパンに塗って食べてもおいしいです。

ここから先は、グルメな人、旅慣れている人、食べ物の許容範囲が広い人向けのお土産です。

サフラン

料理好きな人なら価値が分かるサフラン。パエリャの色付け、風味付けに使われる調味料です。背の低いサフランの苗からかがんで手摘みで花を摘み、手作業でとっためしべを乾燥させたもの。スペイン産のものは炒っているので香ばしい香りがあります。高級調味料なので使い方が分かる人、もしくは使って見たいと思っている人には嬉しいお土産ですが、使い慣れていない人には使いにくいものだと思います。

オリーブ

手頃な価格だし、私は大好きなのでよくお土産に買っていましたが、好みが分かれるかもしれません。しょっぱいのでお酒好きの人には好まれるかも。子供や甘党にはうけないと思います。オリーブの種をとって中にパプリカやアンチョビを詰めたものもあります。茹でたウズラの卵やミニトマトを一緒に串に刺すとお洒落で塩辛さも緩和されます。

シェリービネガー

スペイン料理に欠かせない高級ビネガー。スペイン版バルサミコ酢。香りが上品だし私も家にあったら嬉しい調味料の1つ。でも日本の米酢のような甘味はないので、あまり使わない人は使わないかもしれません。サラダにぴったりです。

からすみ

日本では高級食材。ボラの卵巣の塩漬けし乾燥させたもの。スペインではモハマ(Mojama)と言います。現地では、かなり分厚く切ってスナックやパンと食べるのですが、とにかく塩辛い!日本風に炊き立てご飯にすりおろして食べるととてもおいしいと思います。スペインでは安いです。

マサパン

クリスマスによく食べられる練り切りのようなお菓子。アーモンドプードルと卵白、砂糖を混ぜたもの。エネルギッシュな重いお菓子です。市販のものはちょっと香料の風味がするからか、日本人にはあまり好まれません。甘すぎるというのもあるかもしれません。

マドリードの魅力

マドリードはスペインの首都、スペイン地図のちょうど真ん中あたりに立地します。約655万人が在住しています。バルセロナは約551万人。街の規模もマドリードの方が大分大きい印象です。マドリードとバルセロナはスペイン観光で必ず訪れる街ですが、2つの街は同じ国と思えないほど異なる雰囲気。私はバルセロナが好きでバルセロナに住んでいましたが、マドリードも大好きです。マドリードの魅力を見ていきましょう。

マドリードってどんな街?

マドリードは、スペイン内陸部にあるため海からの湿った空気が入らず年間を通して乾燥しています。夏は暑く太陽の日差しは強烈ですが、日本のように湿気がないので比較的過ごしやすいです。冬は平均8度くらい。寒いとはいえ凍り付くような寒さではありません。

マドリードの魅力は、大都市でありながら古都の雰囲気が残るところ。王室とはきってもきれない街なだけに、王宮は見ておきたい観光スポットです。

また、「エル・グレコ」「ゴヤ」「ベラスケス」などスペインを代表する偉大な画家の作品が展示されている「プラド美術館」は、スペインの国のお宝が集結したような美術館です。さすが世界3大美術館の1つ。

そしてフラメンコや闘牛といったスペインらしいイメージのエンターテイメントが豊富なのもマドリードの特徴です。バルがいたる所にあり四季も時間も問わず地元客で賑わう店が多いのもマドリードならでは。

大きな街だけに、地区ごとに多様な雰囲気があり、バラエティに富んだ楽しい散策ができます。

マドリードでしたいこと①

フラメンコ鑑賞。本場はスペイン南部ですが、より洗練されたエンターテイメントとしてショー感覚で楽しむならマドリードもおすすめです。ナイトライフが充実しているので、フラメンコと合わせてディナーやバルでタパスを楽しむ場合も、お店の選択肢が多いのが嬉しい。

マドリードでしたいこと②

ラストロ散策。ラストロと呼ばれる蚤の市です。素敵なアンティークばかりではなく、ガラクタからアウトレット商品、手作り商品までなんでもごちゃまぜ。このごちゃまぜの中から掘り出しものが見つかるから面白いです。

北から南へ下り坂になった1本道に露天がずらりと並んでいます。途中路上パフォーマーが演奏していたり、枝分かれする小道にも露天が並ぶので見所は多いです。

マドリードでしたいこと③

チュロスカフェ。ドロドロの濃厚なホットチョコに浸して食べる揚げたてのチュロスは最高。バルセロナでも食べられますが、マドリードは本場だけに老舗の素敵な雰囲気のお店も多いです。

マドリードでしたいこと④

美術館巡り。プラド美術館はもちろん、ピカソの壁画「ゲルニカ」があるソフィア王妃芸術センター、建物も素敵で、宗教画が少ないティッセン=ボルネミッサ美術館などの大規模美術館が目白押し。私が好きなホアキン・ソローリャの美術館もおすすめです。ホアキン・ソローリャの絵画は地中海の日常を描いたものが多く、美術館は彼が家族と住んでいたかわいい邸宅です。

マドリードでしたいこと⑤

バル巡り。市場全部がバルになっているサンミゲル市場はお洒落でワクワクするグルメなスポット。その他にもマドリードにはいくつもバルが立ち並ぶバル通りがあります。例えばラ・ラティーナ地区(La Latina)のカバ・バハ通り(Cava Baja)。地区ごとにタパスの傾向が異なるのも面白いです。

コロナに負けるな!

イタリア、スペイン、フランスでコロナウィルスによる緊急事態宣言がされました。

飲食店はもちろん、食料品と薬局を除く全店が営業停止、国民も外出の制限を促されています。

日本にいる私たちも不安はありますが、5000人以上が感染しているこれらの国での心配や不安は計り知れません。個人から国まで経済的なダメージも大きいです。

早く事態が収まりますように。

応援しています。

2026年に完成なるか?! サグラダファミリア徹底ガイド!

バルセロナきっての観光名所と言えば、もちろんサグラダファミリア。なんと近所に住んでいたのです。ギラギラ太陽が照り付ける暑い日も、オレンジ色に輝いていた夕方も、雨の日も、お祭りで賑わう日も、デモの日もストの日も、サグラダファミリアはいつもデーンっとそこにありました。(10数年のうちにだんだん横に大きくなってきましたが)私にとって特別な存在のモニュメントです。そんなサグラダファミリアへの行き方から見所までお伝えします。

街の中心部からサグラダファミリアへの行き方

タイトルで「街の中心部から」と書きましたが、バルセロナの街は、101.9k㎡。大阪市と同じくらいかと思ったら、大阪市は223k㎡。というわけで、大阪市より断然小さく、割と歩ける街です。(各自の体調や習慣によります)

もし、お泊りのホテルの地区がエシャンプラ・ドレタ地区(L’Eixample Dreta)なら必ず歩けます。(因みにエシャンプラ・ドレタ地区は、バルセロナの公用語のカタルーニャ語で、スペイン語では、エンサンチェ・デレチャと言います)エシャンプラ・ドレタ地区は、ティビダボの山側を見て、パセジ・デ・グラシア通りから右側、グランビア通りから上の地区です。この地区内なら、最も遠いところからでも20分くらいです。

旧市街や、バルセロナ市街に宿泊されている場合は、地下鉄が便利です。それもそのはず地下鉄サグラダファミリア駅(Sagrada Familia)は、紫の2番線と青の5番線が通っています。地下鉄の出入り口はいくつかありますが、どこから出てもサグラダファミリアを囲んでいます。さらに、7分くらい歩いたところに黄色4番線のヴェルダゲール駅(Verdaguer)もあります。

サグラダファミリア周辺は、女性が1人で歩いても治安は悪くない地区なので、ご安心を。(観光客を狙ったスリにはお気をつけください)

たくさんあるチケット、どれを買うべき?

サグラダファミリアのチケットは、事前に購入しておくのが無難です。特に夏はチケット購入に長蛇の列ができることも。入場にも時間がかかるので、ダブル行列では入場前に疲れてしまいます。

では、早速サグラダファミリアのチケットをサイトから購入してみましょう。

https://sagradafamilia.org

この公式サイト。ORGANAZE YOUR VISITという項目をクリックすると、チケット一覧が出てきます。まずは個人かグループかを選択。このサイトを訪れてくださる方は、大抵個人でしょう。

6種類ほどあります。ポイントはサグラダファミリアの塔に上りたいか上りたくないか。高所恐怖症の方や階段が苦手な方以外は、せっかくなので上ってみられたらいかがでしょうか。尚、上りはエレベーターですが、下りは階段です。そして、風が強い日などは割とすぐに閉鎖され、塔の料金は返金されます。

塔にも上りたいなら、選ぶチケットは、

SAGRADA FAMILIA WITH TOWER

です。2020年現在で33ユーロと結構します。オーディオガイドまでセットでついてくるあたりに商売気を感じますが、日本語もあるので役立ちます。オーディオガイドはエクスプレス25分と、スタンダード45分から選べます。(11歳以上のみ利用可能)

塔は、チケット購入の際に、生誕の門側と、受難の門側の2つから選べます。受難の門は新しいほう、生誕の門は、ガウディが生きている間に完成しています。

もし塔は上らないというのなら、

SAGRADA FAMILIA BASIC TICKET

これは、2020年現在20ユーロ。

サグラダファミリアの入場料は毎年上がります。が、昔は中に入っても工事現場風であまり見所がありませんでした。今はステンドガラスが輝いて細部の素晴らしさが堪能できます。

サグラダファミリアの入場方法

サグラダファミリアの入り口は、チケット売り場の反対側(生誕の門、古いほう)です。季節によってはそこも長い列になっています。テロ対策のため、入り口で空港のように荷物チェックがされます。結構厳しいのです。

一応神聖な場所なので、ビーチに行くような、短パン、タンクトップは良しとされません。(入場制限されることはないようですが)

荷物検査は空港と同じようなものです。かごに手荷物を入れ、一人ずつX線のチェックがあります。貴金属やジャケットは外さなければならないので、面倒です。

リュックなど手荷物が多い場合は、ロッカーに預けなければなりません。(塔の階段がとても狭いので、預けておいたほうが後々楽です)

そもそもサグラダファミリアって何?

観光名所ではありますが、サグラダファミリアは教会です。だから一応服装にも制限があるんですね。毎週ミサも行われているんですよ。ローマ法王が来られて大盛り上がりだったこともありました。

サグラダファミリアについて詳しい説明は、いろんなサイトでされているので、ここでは割愛します。

大事なことは、アントニ・ガウディの生前最後の未完成の作品だということです。2026年、アントニ・ガウディの死後100年の年に完成させたいという意向のようですが、間に合うのかどうか楽しみですね。

サグラダファミリアの見どころ

サグラダファミリアの一番の見どころは、生誕の門。古い方の門です。門の両側の柱の下に亀の彫刻があるのですが、1つはリクガメ、もう1つはウミガメ。海があり、山(丘)があるバルセロナらしさが細部にちょっと。

真ん中の緑の門は、日本人彫刻家の外尾さんの作品です。門の「15体の天使の像」も外尾さんの作品なのでお見逃しなく。この生誕の門の彫刻はどれも素晴らしいです。イエス・キリストの生誕がテーマとあり、喜びに満ちています。

お仕事で外尾さんの取材の同行をさせていただいたことがありました。とても静かに淡々とお話されましたが、言葉1つ1つに重みがある、有名人ではなくて偉大な芸術家という雰囲気でした。「石に取りつかれて」彫り始めたというお話が神がかっていて印象的でした。

一方受難の門ですが、これが生誕の門とうってかわってシンプルで現代的なラインの彫刻が施されているのが見ものです。「昇天するキリスト」が目立ちます。

地下は博物館になっています。見逃せないのは、逆さ吊りの構造模型。ガウディは、鉛を入れた小袋を紐で吊るして建物のバランスや構造を考えました。

ステンドガラスが輝く聖堂内部では、シュロの葉をイメージした天井に注目。緑はないのですが、まるで森の中にいるような気持ちになるので不思議。

地下の礼拝堂では、ガウディが眠っています。

サグラダファミリアは、入場料も高めですしたっぷり2時間はとりたい場所です。

ラ・リオハ州のワイナリー見学 オンタニョン(Ontanon)

ラ・リオハ州のワインはスペイン人の多くが信頼を寄せるワインです。アロの街に大手ワイナリーが集合してるという記事を書きましたが、私はログローニョ近郊のワイナリーを訪れました。ログローニョの街の観光と合わせて見学しやすいと思います。

オンタニョンワイナリーの歴史

オンタニョンワイナリーは、30年以上前に創立した家族経営のワイナリー。現在は5代目。ラ・リオハ州の「リオハ・バハ」地方にあります。オンタニョンワイナリーはカスティーリャ・イ・レオン州のブルゴスやナバーラ州にもワイナリーがある、拡大しているワイナリー。ワイナリーの門構えからして貴族のお城のようなゴージャスさです。

オンタニョンワイナリーの魅力

オンタニョンワイナリーが他のワイナリーと異なるのは、ワイナリー全体がミュージアムのような点です。窓ガラスの代わりに、ワインに関する絵柄のステンドグラスがはめ込まれていたり、熟成庫に銅像があったり、あらゆるところに絵画が散りばめられています。

ワインも文化、教養の一部なんだな…と思わせられるワイナリー。1階のテイスティングスペースが素晴らしく機能的。テーブルも壁も白、上からしっかり当たるライトがたくさんあるので夜でも色が見やすいし、全面ガラス張りのため昼間は外からの自然光でワインの艶や色味がしっかり確認できます。

レアな空間としては、地下の瓶熟成庫に小さなテーブルがあり、そこでもテイスティングができます。秘密の会議みたいでユニークです。そして、ここは訪れていませんが、上階には大きなサロンがあります。ここでは大きなグループでの食事会などが行われるようです。

オンタニョンワイナリーの試み

オンタニョンワイナリーは、新しい試みを積極的に手掛けています。醸造所と畑を説明してもらいながら見学し、数種類のワインをテイスティングして終了というワイナリー見学が多いものの、オンタニョンワイナリーは、ユニークはプログラムを企画しています。テイスティング講座や子供向けの見学、ワインとのマリダージュメニューが食べられるなどなど。なかでも地域の子供向けの見学には力を入れているようで、子供用のワインの歴史の絵本も制作しています。

オンタニョンワイナリーのワイン

数種類のワインをテイスティングしたのですが、コストパフォーマンスがいいと思ったのはクリアンサです。(中期熟成)現地では約10ユーロ。濃厚だけど酸味がしかりしていてタンニンが渋すぎない、上質なリオハワインです。そして、余談ですがとってもおいしかったのがぶどうジュース。子供の見学者も多いことから、大人には生ハムとチーズのおつまみとワイン、子供にはチュチェスというグミをおつまみに赤ぶどうジュースを出してくれました。ほんと、ワイナリーが作るぶどうジュースは格別です。

タパスのレベルも高い!カスティーリャ・イ・レオン州のバリャドリッド

カスティーリャ・イ・レオン州は、スペインの中北部にある広大な面積の州です。94224㎢もあり、スペインで最も面積の大きい州です。カスティーリャ・イ・レオン州は、アビラ、ブルゴス、レオン、パレンシア、サラマンカ、セゴビア、ソリア、バリャドリッド、サモラの9県から成りますが、そのうち人口が最も多いのがバリャドリッド。

私も何度か訪れたことがあります。歴史的な街の風格が漂いますが、最近のバリャドリッドはちょっと違う!その魅力をみていきましょう。

バリャドリッドで押さえておきたい名所

バリャドリッドで見ておきたい観光名所は、マヨール広場。Plaza Myor(プラサ・マヨール)です。

市役所などの立派な建物に囲まれた四角い広場ですが、その建物の1つである市庁舎は、平日なら入れます。大理石の階段は一見の価値あり。

バリャドリッド市には教会が多いので、押さえておきたい教会をいくつかピックアップしてみましょう。サンタベラクルス教会(Iglesia de Santa Vera Cruz)は必見。「プラテリアス通り」(Calle Platerias)という街の中心部の通りにあります。特にイースター(聖週間)にはこの時期にしか見られないイースターの行列で盛大に祀られます。

ポルトゥガレテ広場(Plaza de Portugalete)にあるカテドラルもバリャドリッドの名所です。名作「ドン・キホーテ」の著者セルバンテスの像もあります。

タパスの街バリャドリッド

実はバリャドリッドは創作タパスのメッカとも言われる街です。もともとタパスの文化がある街ですが、毎年11月には「ピンチョスとタパスコンクール」が開催され、見た目の華やかさから素晴らしいユニークなタパスが目の前で作られる様子が見られます。各バルに看板タパスがあるので、1つずつつまみながら様々なバルを巡りたいですね。私は何度かバリャドリッドを訪れましたが、1つのバルに食べてみたいタパスがありすぎて、結局バル巡りはできないままです。1つのバルで長居してしまうとお腹がいっぱいになって、次々回れないものですね。

バリャドリッドの街のバルが盛り上がるのは木曜日。「フエベス・デ・タパス」Jueves de  Tapasと呼ばれます。訳すと「タパスの木曜日」。毎週木曜日は街中のバルが安いピンチョスやタパスとドリンクのセットを売り出しています。

スペインの地方都市は、マドリードやバルセロナと比べるとあまり洗練された料理がない印象の街も多いのですが、バリャドリッドのレベルは高いです。価格が安い分バルセロナよりはお得な感じがしました。私がとても好きなバルを紹介しますね。

「ラ・ガロチャ」(La Garrocha) 伝統とクリエイティブのミックスタパス

マヨール広場の近くにある「ラ・ガロチャ」は、バルではなくレストランと打ち出していますが、ちょっと大きめのモダンなバルといった印象です。どの料理もとても洗練されていますが、ベースは伝統料理。おすすめはマニータス・デ・セルド・コン・サルサ・デ・イゴス(Manitas de cerdo con salsa de higos)。これは、豚足のイチジクソース添え。カリッとしたパンに乗って出てきます。もっとこってりしたものを想像していたのですが、意外と食べやすくイチジクソースも美味でした。そしてソカラッ(Socarrat)は、初めて食べたのですが病みつきになりそうなおいしさでした。おこげご飯なのですが、シーフードの味がしっかり染み込んでいて最高です。おそらく店の定番料理だと思います。あったら是非お試しください。

バリャドリッドのバルで気付いたことは、地元のお客さんばかりなこと。観光地としてまだあまり人気がない街だけに、どの店も地元の人が楽しめる店づくりになっています。正直に言うと、バルセロナは観光地で、スペイン人が食べ物の味が分からないとバカにしている英国人なども多いので、彼ら狙いで料理やタパスの質が低い店も多いです。なので、ある程度店を選択しなければならないのですが、バリャドリッドはどの店もそれなりにおいしそうで安心しては入れます。

ラ・リオハの秘境  温泉の村アルネディーリョ(Arnedillo)

実はスペインには温泉がたくさんあります。ラ・リオハ州の秘境、アルネディーリョも温泉が湧く村の1つです。川と山に挟まれた、まるで物語に出てくるような小さな村には、スペイン各地から温泉を楽しみに訪れる人が絶えません。

アルネディーリョの自然を満喫

下の項目で紹介する温泉ホテル内だけでもしっかり楽しめるアルネディーリョですが、もし2泊できるなら少し周辺を歩いてみてはどうでしょう?

16世紀から18世紀にかけて建てられたゴシック様式の教会「サン・セルバンド・イ・サン・ヘルマン教会」(Iglesia de San Servando y San German)。「エルミータ・デ・ヌエストラ・セニョーラ・デ・ペニャルバ」(Ermita de Nuestra señora de penalba)という教会は、10世紀ごろ建てられたと言われるもの。ちょっと珍しいのがハゲワシの観察所もあります。そしておすすめスポットは、川の近くの露天風呂風の温泉。地元の人たちと一緒に自然に囲まれつつのんびりしてみてください。水着着用で!

アルネディーリョのおすすめ温泉スポット

「オテル・スパ・テルマエウロパ・バルネアリオ・アルネディーリョ」(Hotel Spa termaEuropa Balneario Arnedillo)内にある「テルマ・エウロパ」(Terma Europa)、アルネディーリョでおすすめの温泉はここです。(リンクはホテル予約サイトのものです。公式サイトがなかなか表示されなくて。すみません)

小さな村で目立ちすぎるくらい大きなホテル。133もの部屋がある大型ホテルですが天井が高いし、私が訪れたときは温泉ツアーの団体さんがいたにも関わらず、気にならないほどゆったりとした広々とした空間です。温泉目当ての人ばかりだからか、なんとも言えないのんびりリラックスした雰囲気です。部屋もきれいで広く使いやすいのが魅力。

このホテルはホテル内だけで十分満喫できる温泉リゾートホテルです。リラックスできる快適な部屋だけでなく、お食事処も充実。ビュッフェタイプの食事ができるこれまた大きなレストランと、テラス席やカフェがあります。ビュッフェは種類が豊富で料理がきれることがなかったのが嬉しかったです。

大型ホテルだし遅い時間帯に食事に行ったので、料理が売り切れで空っぽのトレーのものが多くても仕方がないかなと思ったのですが、空っぽのものは全くなかったです。子供も大人も食べられるファミリーを想定したビュッフェで、重宝しました。

Hotel SPA TermaEuropa Balneario Arnedillo(ホテル・スパ・テルマエウロパ・バルネアリオ・アルネディーリョ)の温泉

そして肝心の温泉です。温泉と言われなければ温水プールかと思うほどモダンです。でもローマ時代にはもう温泉水が湧いていたというのだから、すごい歴史があります。この「テルマ・エウロパ」は7つもの湧き水が流れ込んだ温泉で、リウマチ、神経痛、気管支炎、ストレスなどに効果があります。

一見温水プールのようだと感じたのは、どうやら「温泉プール」という名目だから。もちろん水着着用で、水泳キャップも必須です。円形の広い温泉は、100㎝くらいだった息子の足が届かなかったくらいなので、やっぱりおとなしく浸かる温泉ではありません。本気で潜ったり泳いだりしている人もいます。

円形のプールに、泡泡のジャグジーや、滝があったり。日本の温泉のような風情はありませんが愉快に遊べます。ホテルも広いですが、温泉も広いので普通の泳ぎたい人はガンガン泳げるのもちょっと不思議な温泉です。清潔だし、お湯も温かくとても気持ちがよかったです。ただお肌効果はあまりなかったかもしれません。

私は時間がなくて全く試せなかったのですが、スパメニューも充実しています。温かい泥を塗ってのマッサージ、アロママッサージ、リンパマッサージ、フェイシャル、ボディ、手や足と至れり尽くせり気持ちよくきれいにしてくれます。心残りはスパが試せなかったことです。温泉+泥マッサージで艶々のお肌になりそう。

タパスバル巡りの秘境、ログローニョってどんなところ?

ログローニョはラ・リオハ州の州都。知る人ぞ知るタパスバル巡りが楽しい街です。マドリードからもバルセロナからも電車で約3時間半、バスク地方の大都市ビルバオからはバスで約1時間半。他都市からの小旅行に最適。人口は約13万人。ワインとガストロノミーの街、サンティアゴ巡礼の通り道の街としても知られます。旧市街散策は絶対外せません。

ログローニョは私が大好きな街の1つです。田舎っぽさが残る小さな街で、人々は明るく優しい。食べ物はおいしくて安い!お洒落なお店はあまりなかったような気がしますが、主に食メインで楽しめる街です。

ログローニョでタパスバル巡り

タパスバル巡りはログローニョの伝統とあり、地元の人たちと混ざって体験できるおいしいタパスのバルがたくさんあります。よく、スペインはどこでもおいしいタパスバルがあると思われるのですが、やはり地方によって差があります。小さな街や村でもタパスの種類が多かったり、拘りのタパスを用意しているバルが多いところと、ドリンクがメインで食べ物はあまり力を入れていないバルが多いバルが多いところがあります。私が昔住んでいたアンダルシア地方の小さな村は、タパスはオリーブやチーズ、生ハムなど冷製のものしかありませんでした。

ログローニョでタパスバル巡りをするなら、ラウレル通り(Calle Laurel)とサン・アグスティン通り(Calle San Agustin)へ行ってみてください。バルが連なるバル通りです。

ログローニョのラウレル通り(Calle Laurel)おすすめタパスバル

・パタ・ネグラ(Pata Negra)Calle Laurel 24

ラ・リオハ州では「ボカティータ」と呼ばれる小さめのバゲットサンドがおいしいバル。行きましたよ~。息子が生ハムサンド食べました。少しもらったのですが、パンにトマトがしっかり塗りこんであって生ハムがぎっしり挟まれていました。生ハムサンドなんてどこのでも同じかと思われるのですが、店によってぜんっぜん違います。生ハムの質とパンの質。パンの焼き方など。

・バル・ロレンソ(Bar Lorenzo)Travesia de Laurel 4

行きました!ピンチョ・モル―ノというタパスがサンドされたティオ・アグス(Tio Agus)というボカティータがおいしいです。スパイシーな豚のヒレ肉がずっしり挟まってます。おいしいです。ペロリと食べられます。しかし、パン系のタパスはバルのはしごをするにはちょっと胃袋に負担が…。

・エル・カナーリャ(El Canalla)Calle Albornoz 1 ラウレル通りと交差する通りです。

こちらはお洒落系のタパスバル。クラシックな郷土タパスもいいけれど、地元の食材を使ったオリジナリティ溢れるタパスもいいものですね。ここでは、地元の人おすすめのうずらの卵と進化系ジャガイモが春巻きみたいな皮に包まれていて口の中でプチンと蕩ける…というタパスを食べました。一口サイズで食べやすいです。もったいないかなと思いますが、ログローニョはレベルの高いタパスが安いので是非お試しを。

ログローニョのサン・アグスティン通り(Calle San Agustin)おすすめタパスバル

・ボデギーリャ・ロス・ロトス(Bodeguilla  Los Rotos)Calle San Agustin 8

炒り玉子が名物タパスのバルです。炒り玉子+様々な具材。チョリソやチストッラ、生ハムにグーラスなどいろんなスペイン食材の組み合わせです。小さなバゲットに乗っけて食べます。

・ラ・ゴタ・デ・ビノ(La gota de vino)Calle San Agustin 14

アリオリソース(ニンニク入りマヨネーズ)が入った豚のヒレ肉かベーコンのサンドイッチがおいしいバル。

ログローニョのバルは、おいしくて食べ応えがあり安い。私みたいに食べることが好きな人には堪らない街です。