1日でまわる!バルセロナのガウディ建築

バルセロナの名所といえば、アントニ・ガウディの建築物。モデルニスモ建築という19世紀後半から20世紀初頭に流行した建築様式の、とてもインパクトのある建物です。サグラダファミリア教会のような教会もあれば、現在も人が住んでいる集合住宅もあったり、なんと公園まであります。

バルセロナの街は大きくないので、公共の交通施設を使って、ガウディの主な建築物を1日でまわることは十分可能です。(中をじっくり見学する時間は省きます)この記事では、私がおすすめするルートをご紹介します。ただ、宿泊先の場所によっては最善のルートが異なります。ここで紹介する以外にもガウディが関わった建築物、モニュメントがあるので、それは、また別のページでご紹介しますね。

1.サグラダファミリア

バルセロナと言えば!の名所となったサグラダファミリア教会。最初に訪れたいのはここです。地下鉄の階段を上ると、そこに聳えるサグラダファミリアに感動間違いなしです。私は近くに住んでいたので、何度も見るうちに感動はなくなっていましたが、しばらく日本に帰国したりしてバルセロナに戻ってくると、やっぱり1番印象的な風景だと思います。

1882年から今もまだ建築中。巨大なプロジェクトであることは間違いありません。晩年のガウディはサグラダファミリアの建築工事に没頭し、サグラダファミリアに住んでいたほど。ガウディは路面電車の事故でなくなってしまったし、市民戦争中の火事で設計図の一部が焼けてしまったり、建築資金が集まらなかったり、建築工事は難航した時期がありました。

もうすぐ完成するかも?!と言われていますが、どうでしょう?完成してしまわないほうがロマンがあるかもしれませんね。

2.カサ・ミラ

カサはスペイン語で「家」という意味なので、「カサ・ミラ」は、ミラ邸です。ミラさんというお金持ちがガウディにオファーした邸宅。バルセロナの目抜き通り「パセジ・デ・グラシア」にあります。屋上には、ローマ時代の兵士の兜のような形の煙突や換気口があり、建物の壁全体が波打つ曲線です。集合住宅として、今現在も住んでいる人がいるなんて、驚きですね。

カサ・ミラの建築工事もなかなか大変だったみたいです。ガウディが設計したものが、市の建築物の決まり外れたものだったので、ガウディはしょっちゅう計画を変更していたようです。市民も批判的で、新聞にも皮肉を込めた挿絵が掲載されたりしていたそうです。住居ということではなく、モニュメントと定義することで、なんとか法問題を乗り越えてできた建物だとか。

今も住んでいる人がいるだけに、全部のフロアは見学できません。でも当時の生活が再現されているフロアがあり、20世紀初頭のリアルなブルジョア階級の生活が垣間見られます。

3.カサ・バトリョ

「パセジ・デ・グラシア通り」を「カサ・ミラ」の向かい側に渡って下ること約5分。「アラゴン通り」という比較的大きな通りと交差する、とても目立つところにあるのが「カサ・バトリョ」です。淡い幻想的な色や模様で装飾された、おとぎ話に出てきそうな建物です。夜のライトアップはもっと幻想的。壁に飾られたガラスやセラミックは、リサイクルで集められたものだとか。屋根はドラゴンの背中がモチーフで、窓は骨。

ここの大広間から見る「パセジ・デ・グラシア通り」が好きでした。ここを訪れたバトリョ家に関わる人たちやその後買収した会社の人たちも、同じ景色を見ていたのだなと思うと不思議な気持ちになりました。

青色のタイルのグラデーションがかわいい建物の内部の階段や、動物の骨のような天井など、内部は見どころ満載です。何度も入ったことがあるのですが、時間制限があったりしてあまりゆっくりいられたことがなかったのが残念。時間を忘れて、どこか別の世界に飛んでいけそうなファンタジー一色の建物です。

4.カサ・カルベット

「パセジ・デ・グラシア」をずんずん下っていくと、「グランビア」という大通りと交差します。「グランビア」の1本先の「カスプ通り」を左に曲がり、交差する通りを2本越えた右手に見えます。

内部の見学はできないし、地味です。が、地味に凄い!建物の最上部にちょっと目立つ鐘塔のようなものがあります。鐘塔を含めると市の建築基準の高さを超えていたたため、何度も市から勧告を受けたそうですが、ガウディはかたくなに修正を断ったとか。

5.パラウ・グエル

私なら、「カサ・カルベット」から次の「パラウ・グエル」へは歩いてしまいます。わき目も降らず歩いて20分くらいでしょうか。でも、観光名所の1つでもある「ランブラス通り」を行くので、きっとぶらぶら見学しながらになると思います。「パセジ・デ・グラシア通り」に戻り、下ると「カタルーニャ広場」に着きます。街の中心と言われる、分かりやすい地点です。この広場を越えて更に進むと、「ランブラス通り」。昔は大道芸人で賑わっていたのですが、最近は新しい屋台が増えています。ここを下り、「リセウ劇場」というオペラなどが行われる劇場を越え、「ノウ・デ・ラ・ランブラ」という通りを右に曲がるとすぐ。

「パラウ・グエル」=「グエル邸」は、ガウディのパトロン、グエルさんの邸宅です。旧市街というごちゃごちゃした中にある豪邸という設定が面白いし、屋上から見える生活感ある下町の雰囲気も好きです。カラフルな煙突もかわいい。

6.カサ・ビセンス

「パラウ・グエル」の次は、バルセロナの北部の方へ。「ランブラス通り」を戻り、「リセウ駅」から地下鉄に乗りましょう。乗り換えなしで最寄りの「フォンタナ駅」へ行けます。下りたら坂を上る感覚で駅に面した道を進みます。左手の方の路地に入っていきます。

この建築物はモデルニスモ建築ではないので、ガウディらしさはありませんが、奇抜さは群を抜いているような。ガウディの建築物のなかでは小さいほうです。

私がバルセロナに住み始めた頃は、個人の所有物で、見学はできませんでした。見学ができるようになったときは、とても嬉しかったです。近くに住んでいた時期もあったので、ずっと内部がどんな感じが知りたかったのです。よく外の門から中をじろじろ覗いていました。

内部はガウディの手描きの設計図なども展示されていて、こじんまりとした素敵な雰囲気です。自然いっぱいのお庭に癒されます。

7.グエル公園

「グエル公園」は、地下鉄で行く場合、どっちみち最寄り駅から大分歩くので、私なら「カサ・ビセンス」から歩きます。20分はかかるかと。急な坂道もあるので、歩き慣れていない方にはきついかも。しかも私がおすすめしているこのルートで行かれたら、最後のスポットだしお疲れかもしれません。

「グエル公園」は、主要部分はチケットがないと入れないので、前もって購入しておいたほうがいいかもしれません。外から見てもあまり面白くないと思います。ずっと無料だったのですが、有料になってしまいました。

広大な公園ですが、実はガウディは住宅地にする予定でした。一軒家ばかりの団地みたいなものでしょうか?市場あり、広場あり、学校あり、病院あり、音楽を奏でるサロンあり…。ところが結局家が売れなくて公園になってしまったそうです。今でも少し中心部から離れた場所ではありますが、当時はかなり便利の悪い郊外だったみたいで、だから売れなかったのかもしれません。

カラフルなモザイクタイルが貼られた波打つベンチに囲まれた展望台から、バルセロナの街が見渡せます。大抵スモッグがかかっていて、空と海の境目がはっきりしないのですが、もし訪れたときにくっきり境界線が見られたら…あなたはラッキーです。

思い出がいっぱいのバルセロナ。私の第2の故郷です。この街に出会えてよかった。この街に住めてよかった。この街で出会った全ての人に感謝します。そして、たくさんの日本の方に訪れてほしい街です。

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