ラ・リオハ州の秘境 キノコの街プラデホン(Pradejon)

「プラデホン」は、人口約4,300人の小さな街です。一見住居以外何もありません。ただちょっと変わっているのは、スペインで初めてで唯一、キノコツーリズムに力を入れている街という点です。そんなキノコの街を訪れてみました。

「プラデホン」がキノコの街になった理由

「プラデホン」は、スペインで消費されるマッシュルームやキノコの約60%を生産する街です。

昔はその他のラ・リオハ州の街同様にワインの生産に力を入れていたそうですが、フィロキセラ(ブドウアブラムシ)にやられてしまい、ワインが作れなくなってしまいました。そこへ現れた救世主は、あるフランス人。村のある家族にキノコの栽培方法を伝授。それがとってもうけて、マッシュルームがどんどん売れ、彼らも他の家族にキノコの栽培方法を教えてやがて街の人みんながキノコ栽培に携わるように。

今では街の人ほぼ全員が何らかの形でキノコの仕事に携わっているそうです。

キノコの街「プラデホン」のキノコミュージアム(Centro de interpretación del champinon y setas de la Rioja)

「プラデホン」は、キノコツーリズムの街なので、ミュージアムと栽培所の見学のセットも街をあげて販売しています。

私たちはこのキノコミュージアムとキノコ栽培所の見学をしました。

まず、キノコミュージアムでは、プラデホンのキノコの歴史やキノコの菌からキノコができる様子などが詳しく紹介されています。かわいいような奇妙なような大きなマッシュルームの像も印象的でした。顕微鏡で菌が見られるコーナーもあります。小さなミュージアムですが、英語での解説もあります。

栽培所の見学では、適温、敵湿度でしっかり管理された室内で育つマッシュルームと黙々と摘む人たちの仕事の様子を見学。

私たちもマッシュルーム摘みをさせてもらいました。そして食べてもいいというので、摘みたてを食べてみると…サクッとした歯ごたえにこれまで食べたことのない爽やかなキノコの味。子供の顔ほどの巨大キノコやエリンギの栽培も見せてもらえました。

「プラデホン」でキノコ三昧のコース料理 チャンドロ(Chandro)

キノコの街プラデホンに来たら、絶対行ってほしいレストランが「チャンドロ」。

「プラデホン」は、キノコツーリズムに力を入れているとはいえ、多くのツーリストは他の街からバスツアーで来るスペイン人。街を歩いているのはほぼ地元の人たちです。だから「チャンドロ」も大衆食堂的な雰囲気で、食べに来る人たちは常連さんばかりでみんな知り合い。

料理のラインナップは豊富ですが、ここに来たら絶対キノコづくしのコースを頼んでみてほしいです。「この料理のどこにキノコが入っているんだろう?」と驚く料理ばかり。

私は特にキノコ好きということはなく、なくてもいい食材くらいに思っていたのですが、「エビと鴨肉のハム、キノコの温サラダ」などを食べてみて「キノコっていい仕事する!」と思いました。デザートにもキノコが使われているというのが驚きです。キノコのトリュフ(チョコ)。ほのかな土の香りがあるようなないような。

コース料理は上品な量で盛り付けもきれいです。

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